この記事は、 💭 パスタやステーキ、ドレッシングは、ガーリック系を選びがち 💭 お料理の際、ついついにんにくをたくさん入れてしまう そんな、にんにくで食欲と幸福感が増す「にんにく好き」の皆さまに向けて書きました。 スーパーに並ぶ、皮に包まれた真っ白い玉のにんにく。実はあれ、にんにく農家の間では「乾燥にんにく」と呼ばれています。それより新鮮な「生にんにく」と呼ばれる姿が、別にあるのです。 今回は、香川県三豊市高瀬町のにんにく専門農家・白川農場さんの収穫作業に密着。生にんにくの秘密やいろいろなにんにくの姿、にんにくチューブから卒業してワンランク上の風味を味わうのにぴったりなにんにく商品を教わりました。 （文・三豊市農林水産課 地域おこし協力隊 古市）
収穫は年に1度。新鮮なにんにくを見られるのは今だけ
5月上旬、三豊市高瀬町の白川農場さんのにんにく畑では、にんにくの収穫作業が急ピッチで進められています。にんにくは、約8ヶ月かけて育て、収穫は年に1度きり。何箇所もの畑でまるまると太ったにんにくを、5月中に収穫してしまいます。 「香川のにんにくは『暖地系』の品種です。アントシアニンの効果で皮が紫っぽくなります。これは、寒い地域のにんにくにはない特徴です。」（代表・白川大輔さん） アントシアニンは、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種。皮に紫色を帯びたにんにくを見かけても、変色や劣化ではないので、ご安心ください。
｢生にんにく｣｢乾燥にんにく｣｢黒にんにく｣の違い
代表・白川さんが、とれたてのにんにくの外皮をむいてくれました。このとれたて無加工の状態のものが、「生にんにく」と呼ばれるものだそうです。
にんにくは、その加工の状態により、大きく3つの姿に変わります。
生にんにく
新鮮・無加工の状態。外を覆っている皮まで柔らかく、みずみずしく、まるごと食べられるのが魅力。おすすめの食べ方は「ホイル焼き」。日持ちさせるのが難しいため、生にんにくが食べられるのは、毎年収穫したての５〜６月の間のみ。
乾燥にんにく
生にんにくを乾燥させ、水分を飛ばした状態。私たちがスーパーマーケットでよく見るのはこちら。水分量が少なく、皮に包まれているので、長期保存ができるのが魅力。
黒にんにく
乾燥にんにくに熱を加えて熟成させ、中の実（鱗片）が黒くなった状態。白川農場では、40日間じっくり熟成させ、ねっとりとした口当たりとフルーツのような甘みのある「甘熟黒にんにく」を販売しており、ファンが多い。
とれたて新鮮な「生にんにく」は、白川農場さんの通販サイトで予約販売しています。にんにく愛好家たちに大人気のため、残念ながら今年は4月で受付締め切りしたそう……。 毎年3月末〜4月頃に予約販売を受け付けているので、来年は忘れないように、カレンダーにメモしておいてください✍️🗓
にんにくチューブから卒業するなら｢きざみにんにくオリーブオイル｣
にんにく好きの皆さまの「にんにくチューブから卒業したい……」「でも玉のにんにくを使うと、手にニオイがつくのが気になる……」という悩みに応えてくれる商品があります。それが、白川農場さんの「きざみにんにくオリーブオイル」です。 ▶︎「きざみにんにくオリーブオイル」の詳細を見る 新鮮なにんにくを細かく刻みオリーブオイルと塩だけで炊き上げた「万能にんにくオイル」。約3個分のにんにくが含まれており、にんにくの香ばしさとオリーブオイルのまろやかさをいろいろな料理にプラスすることができます。 実際に使ってみました。スプーンですくって使えるので、手やまな板に強いにんにくの香りが染み付くことがありません。すり下ろしにんにくとは異なり、つぶつぶ感が残るので、にんにくの存在をしっかり感じることができました。 にんにくを手軽に美味しく食べてもらうために、にんにくの扱いに精通しているにんにく専門農家が考え抜いた商品です。炒め物に使うのはもちろん、ソースのようにお料理の上からかけたり、薬味代わりにちょい足ししたり、スープの仕上げに加えたりと、使い方は無限大！ ▶︎「きざみにんにくオリーブオイル」の詳細を見る
今回は、白川農場さんに、見るだけで元気と食欲が湧いてくるにんにくのお話をうかがいました。皆さまもぜひ、ワンランク上のにんにくの味をお楽しみください。
「白川農場」商品販売場所
「白川農場 自社直売所」（三豊市高瀬町）
「道の駅たからだの里さいた」（三豊市財田）
「栗林庵」（高松市栗林公園内）
※各店舗ごとに取扱商品の数量や種類に違いがございます。ご希望の商品を取り扱っているかどうか事前にご確認ください。
生産者情報
生産者
白川農場株式会社
エリア
高瀬町
所在地
〒767-0014 香川県三豊市高瀬町上麻3681
連絡先
午前8:30〜午後5:00（水・土・日・祝は定休）
オンラインショップ
Writer
ふるいち
三豊市農林水産課 地域おこし協力隊
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